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プログラミングやデザインの事をメモ等かねながら

クラウドソーシングに頼んだ方がいい案件と頼んではいけない案件

中小企業だとクラウドソーシングに外注をかける事がよくあると思います。色々な案件を見たりお願いをしてきたのですが、これヤバイな的なあれこれ。

クラウドソーシングは基本的にコスパ最高で品質も悪くない

安かろう悪かろうとはよく言いますが、割とデザイン等のクオリティは高いです。コンペなんて見ているとわかると思いますが、これ3万円で作っちゃうのかと開いた口が塞がらないレベル。個人的にコンペはクリエイターの人にとって究極の害悪だと思っていて死滅してしまえと思ってる話はさておきコストパフォーマンス抜群です。

ですがやっぱり個人が受けたりするのでその後サポートをお願いしても音信不通になってしまったり…という心配もあったりします。という訳で頼んではいけないものを列挙してみました。

SEO対策

内部SEO、外部SEOCV率等色々とジャンルはありますがやめた方がいいでしょう。外部にしろ内部にしろSEOっていうのは基本的に数日そこらで終わるものではなく、万が一順位がきちんと上がってもその後徐々に下がっていく可能性も大いにありえます。またクラウドソーシングに参入している法人はともかく、完全な個人はそこまでSEOの知識がるのかも疑問です。結構な人が正しい構造のマークアップと、h1やstrong使えばいいんでしょとかそういうレベルな気がしてならない。勿論全部が全部そういう方ではないとは思うのですが、SEOに応募している方の実績を見てそのコードを見てもとてもSEOをきっちり考えているとは思えないものが多いです。

成果報酬型の会社であればそこまで大きな金額はかからないので、その手の会社にとりあえず診断だけしてもらいある程度順位を上げてもらう方がコストパフォーマンスも悪くないですし、確実です。ECサイトなんかはヒートマップでの可視化やら色々やらなければならない事はあるのでこの限りではありませんが…。

ロゴ

すんごい安いし、コンペだと大量に案が集まるのですが昨今の問題にもなっていますが、まあコピーコンテンツや過去の自作品の色だけ変えましたが多いこと多いこと。正直デザインはこんだけロゴが出来て飽和している世の中ですので、「まじ独創的」と自身で改心の出来に思ったとしても「他者が似たようなの作っていました」というのは大いにありえます。ですので確実に安全にオリジナルなロゴを…というのはかなり無理があるのですが、それでも法人かつリスティング広告を出していない所に頼んだ方がマシでしょう。大量にロゴを受注している会社ですとこれまたコピー(コピーというよりも類似ロゴを大量に作成する)が多かったりします。というか、それが結構当たり前になっています。

オリンピックのアレのせいで結構、お上の会社が敏感になっていますし、なんとか超絶対安全ロゴを作りたいものですが、現実的に難しいですね。ある程度自分でロゴのテイストを考えてそれを業者に提出していい感じにしてもらえると確実かもしれません。

1からやるシステム開発

オープンソースプラグインか何かであればクラウドソーシングで簡単かつ手軽に見つけられるので良いと思いますが、中規模以上の案件で「1からこのシステムをお願い」というのはやめた方が無難。理由としては単純で途中で投げられてしまうか、大幅に納期変更されるのを何度も見てきたから。ちゃんとプロジェクトマネージャがいる会社を選びましょう。本当に。

結論

安かろう悪かろうではなく、本当に中には秀逸なものが多い。個人的に無料で数十人を動かすコンペ形式は死ねばいいしクリエイター舐めてんのかお前ら爆撃すんぞさっさと法整備で禁止にしろやくらい思っていますが、それでも企業からしたらwebサイトのTOPを普通の業者に頼んだ金額の半分程度しか費用がかからない上に何案ももらえるコンペは凄く魅力的でしょう。
ですが何も考えなしに安いから何でもクラウドソーシング…と考えると上記のように痛い目を見たりもするのでちゃんと考えてお願いしましょう。特に会社設立して、ロゴをクラウドソーシングにお願いして、webサイトもクラウドソーシングにお願いして…となると、その後の上位表示のためのSEOも「クラウドソーシングで頼もう」とか自然にそういう思考回路が出来上がってしまいます。